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ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

アトラクト・ラルゴ店は数々の照明ブランドを取り扱うインテリアショップで、ショップの各コーナーにご体感いただきやすいインテリアシーンを構築し、家具やその他のインテリアエレメントとともに、そこで果たす照明の役割が容易にご体感いただけるようなショップづくりに努めています。

弊社はLouis Poulsen(ルイスポールセン)の正規販売店として、多くのプロダクトを展示、各々のプロダクトをインテリアシーンと一体化して展示することと、アトラクトのお勧めする多灯分散照明方式がよりわかりやすくご体感いただける全国的にも珍しいインテリアショップです。

今回はルイスポールセンの多くのプロダクトの中から、人気のPH スノーボールに焦点を当て、そのグレア・フリーの明かり、温かい灯りの様子をご覧いただき、インテリアシーンの中のPH スノーボールの美しさを解説していきたいと思います。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

ポール・ヘニングセンが最初の複数シェードランプを設計したのは1924年から1925年にかけてで、パリ博覧会に向けてのことでした。グレア・フリー(眩しさの除去)、明るさが最も必要とされる場所に光を届けること、同時に柔らかい影を作り出すことが重要なテーマで、PHが追求した理念そのもので、1958年にそれらを踏襲したPH スノーボールがデザインされ、デンマーク工芸博物館に展示されました。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア
ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア
ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

PH スノーボールは現在の仕様で、E26白熱電球ホワイトの200Wを装着しています。アトラクトではシーン1としてまずリビングのソファ上に全体発光としてのPH スノーボールを使用しています。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

このシーン1においてもアトラクトが提唱する多灯分散照明方式を提案しています。YouTubeでも解説の通り、ソファ上の明かりとしてはPH スノーボール1台で、十分読書もできますし、団欒の灯りとしても申し分ありません。

しかしながら、その1灯だけですと空間として部屋全体を見回した場合、壁面という壁面はほぼ真っ暗となってしまいます。それを避けて、お部屋の必要とする壁面コーナーや壁際のキャビネット上などに、フロアランプやテーブルランプなどを設置することで、空間の壁に仄かな陰影をもたらし、より居心地の良い空間にすることができます。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア
ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア
ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

ダウンライトやスポットライトは使わず、明かりの必要なダイニングや、リビングのソファサイド、キッチンなどにしっかりとした明るさの製品を選び、その他の空間は間接照明としての役割を果たす器具を選びます。

ここで重要なのはやはり照明計画の必要性です。多灯分散照明方式ですと、必要な箇所の1灯1灯に製品としてのプロダクトを使用しますので、器具の配置はもちろんですが、この方式にかかる予算も確実に確保する必要があります。すべてを一級の製品にする必要はありません。ここというところにデザイン性の高い製品を選び、あとはシンプルに演出してくれる製品をメリハリをつけながら選択すれば良いと思います。

PH スノーボールを
ダイニングペンダントとして使用する場合

PH スノーボールをダイニングペンダントとして使用する場合を検証してみました。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

使用したテーブルはマルニ木工 マルニコレクションのダイニングテーブル「MALTA(マルタ)」です。W1800×D850のサイズです。このテーブルサイズですと、二人づつ向かい合わせで4人掛けとした場合はほぼ問題なく手元まで光が届き明るさも十分ですが、テーブルサイドに一人づつ腰掛け使用する場合は、残念ながらそこまで満足に光が届きません。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

一般的に照明器具のシェード幅の3倍がテーブルサイズの敵寸と考えられていますので、やはりこの場合はシェード40cmの3倍1m20cmに対してテーブル幅が1m80cmですので、テーブルサイズが大きくなっています。したがってテーブル長手方向のサイド部分までは光が届きにくくなっています。どうしてもこのサイズを使われたい場合は、テーブルそばで多灯分散照明方式の間接照明を写真のように少し大きく全体発光タイプを使用すれば、その明かりでおおむね解決される場合があります。

いずれにしても照明とテーブルとのサイズ関係は照明計画において重要な要素と考えられます。

このマルタテーブルの場合もペンダント照明だけですと奥の壁がやはり暗くなってしまいますので、写真では、間接光として少しシェードが大きめの全発光型のPH 80 フロアランプ(ブラック)を選んでいます。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア
ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

PH スノーボールと
ロゼエンネアテーブルとの組み合わせ

次にPH スノーボールと弊社で人気のロゼエンネアテーブルとの組み合わせです。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

ロゼエンネアテーブルは昨今人気のラウンドテーブルタイプで、サイズは写真のモデルはΦ120cmと最も需要の高いサイズです。写真のエンネアテーブルは天板ホワイトラッカー仕上げ、レッグはオーク無垢材の仕様で、レッグ部分のデザインにアート感覚を感じる人気のテーブルです。

さて、このエンネアテーブルにPH スノーボールを合わせてみました。サイズ時に言うと、Φ120cmの天板直径に対して、スノーボールのシェード幅は40cmとちょうど3倍の寸法となっており、照明のヴォリュームも含めてベストなマッチングになっています。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

またテーブル上を照らす灯りの範囲も申し分のない広さで、テーブルを囲む人々の表情も優しくライトアップしてくれます。必要なところに必要な明かりをと言う観点から言えば、スノーボール1灯で十分なのですが、それだけだとやはりテーブル奥側の壁一面が暗くなってしまいますので、全体発光の間接光としてここではPH 80 フロアランプ(ブラック)を壁面に使用しています。

ルイスポールセン スノーボールの灯すインテリア

またUSMハラーのコンパクトなキッチンボードには、同じ観点からPH 2/1 テーブルランプを使用して、とかく平面的になりがちな壁面部分に光のアクセントを設けています。

いかがでしたでしょうか。アトラクトのお勧めする多灯分散照明方式を採用して、リビングやダイニングをさらに居心地の良い場所にしてみませんか。

*ダウンライトなどは然るべき場所(通路、廊下、サニタリー、トイレ)など、むしろダウンライトが良い場所もありますので、計画段階からしっかり配置を検討されてはいかがでしょうか。

またお勧めする多灯分散照明方式は、家族の団欒や食事などで過ごすリビングやダイニングあるいは寝室などに取り入れることで、より居心地の良い場所を作ってくれる方式であると考えますので、どこもかしこもと言うわけではありません。

◎照明選びやその方式は最も大切なインテリエレメント(インテリアの構成要素)の一つであるとアトラクトは考えています。専門のスタッフがご相談も賜っておりますのでなんなりとご連絡をお待ちしております。

YouTube動画はこちら

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当店アトラクトは、四国 高知にある Louis Poulsen(ルイスポールセン) 製品の正規販売店です。ルイスポールセンの公式サイトにて「正規販売店」として紹介されています。専門スタッフによる製品選びのアドバイスやアフターサービスも承っておりますので、製品に関する内容は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

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四国の高知にある㈲アトラクトは、ラルゴ店とイーエム店の実店舗2店舗と、オフィシャル・オンラインショップおよび楽天市場・Yahoo!ショッピングにてオンラインビジネスも展開する会社です。北欧家具をはじめとするインターナショナルなラグジュアリーブランドの他、インテリアからファッション、デザイン雑貨に至るまで、機能美とデザイン性を重視した厳選商品を取り扱い、それぞれの持ち場でプロフェッショナルを目指して日々精進しています。

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