ロゼトーゴのある風景（一人暮らし編）
そのアイコニックなデザインと革新的な構造で、発売から50年を経た現在でも存在感を放ち続けるligne roset （リーン・ロゼ）の不朽のベストセラー、 ROSETTogo（ロゼトーゴ）。
今回は一人暮らしを想定し、ロゼトーゴのあるインテリアをスタイリングしてみました。
使用したロゼトーゴは、同ブランドにおいて高い人気を誇る「ウルトラスエード」を使用したロゼトーゴ 1P（一人掛け）となっています。
ロゼトーゴの魅力
フランス・リヨン出身のMichel Ducaroy（ミッシェル・デュカロワ）によってデザインされたこのソファは、高密度ウレタンフォームに張り地を合わせた斬新な構造となっており、圧倒的なクッション性で様々な人の体型に確実にフィットします。
また、蜂の腹の部分をモチーフとしてデザインされたその独特なフォルムは、リーン・ロゼ特有の美的（アート）感覚を醸し出しています。
選択できるソファ生地は非常に多くの種類から選択でき、張り替えの際でも国内で張り替え致しますので、比較的短納期で張り変え可能です。
内部構造の全てが層を重ねたウレタンで出来ているので大変軽量で、女性一人でも簡単に移動できるロゼトーゴは、アフターメンテナンスにも生地の張り替えはもちろん、ウレタンの補充など、実に充実した内容となっております。
合わせてコーディネートしたプロダクト
ダイニングセット
ロゼトーゴに合わせたダイニングテーブルは、HAY CPH20（グレーリノリウム）と、チェアはVitra HAL RE Wood（ウォームグレー）です。
ウルトラスエードのグレイッシュな生地との相性は抜群で、プロダクトデザインのテイストの違いを超えて素晴らしい統一感に仕上がっています。
CPH20の直径は90センチあります。最大3名ほどで座っていただけるラウンドテーブルなので、一人暮らしのインテリア空間のようなコンパクトな空間にはベストなサイズ感なのではないでしょうか。
同様にチェア選びにおいてもコンパクトに使っていただくことを意識しながら提案しています。ヴィトラのハル ウッドチェアは、プラスチック製のシェルと木製の脚の組み合わせが特徴的なチェアです。
CPH20の天板の質感と同じくマットな質感、そして脚部もテーブルの脚部と同じオーク材を選択することで、しっかりとした統一感に仕上がっています。
ペンダントライトに使用しているのはLouis Poulsen（ルイスポールセン）のPH 5 ミニ（グレー＋ローズ）です。こちらもマットな質感と同系色のカラーリングでまとめられており、空間に統一感を出すのに一役買ってくれています。
天板から高さ60センチの位置でコーディネートされておりますが、グレアの発生しない優れた照明である為、直下から覗いても目に眩しさや不快感はありません。
フロアランプ
フロアランプには、ルイスポールセン社のAJ フロア（グレー）を合わせました。
アルネ・ヤコブセンデザインの気品溢れる名作照明から放たれる光は、そのデザイン同様にエッジの効いた美しい陰影を作り出しています。ロゼトーゴのフォルムをよりくっきりと際立たせてくれており、より立体的に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
サイドテーブル
サイドテーブル代わりに、マジスの360°コンテナー（4段、ライトグレー）を組み合わせています。
シンプルなディテールながら360°どの角度でも、トレーを開いて収納できる優秀な家具として当店でも大変人気の商品で、ロゼトーゴの柔らかいデザインとは対照の直線的なデザインが空間の良いアクセントになっており、バランス感を出しています。何かと多い小物達にも十分な収納力です。
シェルフ、時計
シェルフとして使用しているのはモンタナ社の、モンタナ パントンワイヤー（クローム）です。
細いワイヤーを取り入れた、軽やかでエレガントなデザインのモンタナ パントンワイヤーシステムは、必要に応じたストレージを設けることができる、モジュール型の収納家具です。アトラクトで大ヒット中のプロダクトの一つでもあります。
細いワイヤーをデザインに取り入れることにより、軽いフォルムとなっているのが特徴で、スチール製のワイヤーフレームのため丈夫で、単体だと幅を取らないサイズ感であるのも魅力です。
実際に合わせてみると、ワイヤーフレームのためシェルフといえども全く圧迫感はなく、美しいフォルムがロゼトーゴソファに更なる洗練性を与えてくれています。
合わせている時計はマジス社のテンポ（グレー）を使用しました。
外枠のエッジ部分と文字盤と針のみが立体的に浮き出ているのが特徴で、円形掛け時計というノーマルなフォルムでありながら、細部の至る所に、卓越したデザイナーの視点が表現された人気の時計です。
本体素材のABS樹脂は、「コ・インジェクション」という、高度な樹脂成形技術を用いた文字盤と基盤の一体成型によって構成され、約1kg程度と本体重量が非常に軽く、落下しても軽量な上、ガラスや金属を使用していないので、どんなシーンでも安心してお使い頂けます。
単体で見るとポップな印象を持つテンポですが、ロゼトーゴのようなラグジュアリーな家具との相性も抜群で、シンプルなフォルムは時計のデザインを主張しすぎることなく、空間に自然と調和しているように感じました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のスタイリングは、自分の好きなインテリアで過ごしたいというコンセプトのもと、ブランドに偏らず、
様々なブランドの中から、その用途にあったものをチョイスしてみました。
コーディネートと言うと、同じブランドでの組み合わせや、テイストの似たブランド同士でのセッティングを考えがちですが、
当店では様々なブランドを組み合わせながら、そこから生まれる調和を発見し楽しむ、今回はそのような意図をコンセプトにして
作り上げてみました。
お客様の目指すインテリア空間のご参考の一つとなれば、幸いです。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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この記事を書いた人 スタッフ N 建築設計の経験を生かし、インテリアコーディネートの図面や3Dプランの担当しています。休日は、好きなインテリアに囲まれて音楽を聴くことが楽しみです。気になる家具を自分のお部屋に置いてみたイメージ作りのお手伝いをいたします。
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