Vitra The Company(ヴィトラの物語)

世界最大のデザイン・カンパニー、ヴィトラ

ヴィトラキャンパス

1950年にスイスで創業した、Vitra(ヴィトラ)社は、チャールズ&レイ・イームズやジョージ・ネルソン、ヴァーナー・パントン、イサム・ノグチらのデザインした製品や著名な建築家やデザイナーと他にはない数多くの名作を世に送り出している家具メーカー。

特にヨーロッパ圏では圧倒的な存在(ブランド)として広く知られており、世界的なリーディングデザイナーの創造的な発想と、半世紀以上に渡り培われたヴィトラ社の専門的なエンジニアリングによる徹底した品質。

細部まで整えられた機能性、そして卓越したデザインは、今や世界中の企業から注目を集める「ヴィトラ・ブランド」となっています。また、企業としても、オフィスからホームユース、パブリックスペースまで、機能的で感動的な驚きを与えてくれる家具やインテリアを、デザインの力によって提供している「世界最大のデザイン・カンパニー」です。

 

ヴィトラの物語

イームズ・デザインとの出会い

ヴィトラ社は、元々は店舗の什器(内装品)を専門に製造する会社として、スイスのフェルバウム家(創業者のウィリー・フェルバウム氏とその妻エリカ、息子のロルフとレイモンド)によって1950年に創設されました。ですから、ヴィトラという名前は、ガラス陳列ケースを意味する”Vitrine”から来ています。

店舗什器の製造と販売をはじめて、数年目。ヴィトラ社に転機が訪れました。
ある時、創業者のウィリー・フェルバウム氏が、ニューヨークで非常に魅力的な一脚の椅子に出会います。

デザインカンパニー Vitra

その椅子のデザインを手掛けていたのが、かのチャールズ・イームズ。
デザインの美しさを目にしたウィリー氏は、家具メーカーへの転身を決意します。

その後、ウィリーは、度々アメリカへとイームズ夫妻を訪ねるようになります。当時まだ10代だった息子のロルフを通訳として同行させ言葉の壁を乗り越えて、フェルバウム親子はイームズ作品への理解を深めていきました。

デザインカンパニー Vitra

1957年、ついにイームズ夫妻からヨーロッパでのプライウッドチェアや家具の製造販売権(ライセンス)を取得。ヴィトラ社の本格的な家具の生産をスタートします。

デザインカンパニー Vitra

1967年には、ヴァーナー・パントンと共に4年にも渡る独自の開発により、ミッドセンチュリーの象徴とも言える世界初の一体成型チェア、パントンチェアの生産を開始。今やデザイン界の傑作と称され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)のパーマネントコレクションにもなっています。

その後1977年、二人の息子ロルフとレイモンドが同社の経営を引き継ぎます。

 

建築との出会い、家具のコレクション

当時、ヴィトラの工場は特徴のない工場として、現在のヴァイル・アム・ライン(ドイツとスイス、フランス3国の国境が集まり、創業者ウィリーの妻エリカ氏の親類より譲り受けたドイツの地)にありましたが、1981年に工場を大火災で消失していまいます。

壊滅的な火災の直後、工場の半分以上を火災で失ったことで、早急な再建を余儀なくされたCEOのロルフ・フェルバウム氏は、イギリスの建築家ニコラス・グリムショウにその設計を依頼し、僅か半年で工場を建て直します。工期短縮に用いた同じプレハブ金属構造を持つ第2の生産ホールが、83年に続いて竣工。

このことが、「世界の建築ミュージアム」と言われる後のヴィトラ・キャンパスへのきっかけとなり、この時に建設された生産ホールが、ヴィトラ・キャンパス最初の建築となります。

ヴィトラキャンパス

幼い頃より、探究心溢れる父ウィリーと共に歩んできたロルフとレイモンドは、熱狂的な家具の収集家でも知られており、モダンデザイナーによる作品のコレクションを数多く所有していました。

1987年のある日、家具史研究家で自分たちに勝るとも劣らない程の収集歴を持つアレクサンダー・フォン・フェーガザック氏と出会います。自らのコレクションで欠けていた1880年〜1945年までの多くの家具を彼から譲り受け、それらがコレクションの規模を飛躍的に大きくしました。

ヴィトラキャンパス

その後、大量のスツールや椅子の置き場に困り、増え続けるコレクションを収納するために、敷地内の彫刻を担当した彫刻家クレス・オルデンバーグ氏の紹介で、フランク・O・ゲーリーに建設の設計を依頼します。

Vitra Design Museum

多くの建築家によって形作られるヴィトラキャンパス

1989年にヴィトラ・デザインミュージアムが完成、ミュージアムの館長として、あの家具史研究家 フェーガザック氏が招かれます。その後、フランク・O・ゲーリーによって、プロダクションホールやヴィトラ本社、1993年には、過去の大火災から得た防火対策として、ザハ・ハディト自身にとっても初の建築となる消防署、日本人建築家の安藤忠雄によるセミナーハウスが竣工。その後、多くの建築家によって30年以上の歳月をかけ、現在のヴィトラキャンパスが形作られてきました。

ヴィトラキャンパス

Rolf Fehlbaum
会長のロルフ・フェルバウム氏と、ミュージアム館長のアレクサンダー・フォン・フェーガザック(2009)

 

2013年9月には、北欧モダンを代表するフィンランドのAtrek(アルテック)が、カンパニーに加わります。

2014年7月、ロルフ氏(前CEO)の兄弟であるレイモンドの娘ノラ・フェルバウムが、Co-CEOに就任。現在では、ジャン・プルーヴェやアレキサンダー・ジラートなどの名作家具やインテリアの復刻にも力を注いでおり、それぞれのオリジナルが持つクオリティを維持しながら、製造や量産が行える技術力の高さは、ヨーロッパだけではなく、世界屈指の技術力だと言えます。

最高レベルのエンジリアリング、デザイナーたちとの細部にわたるコラボレーションにより、耐久性に優れた製品を生み出し、時代に合わせた新しい素材の開発や研究にも取り組んでいます。

もはや、ヴィトラは家具メーカーというだけではなく、1つのプロジェクトとも言えます。

 

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Vitra (ヴィトラ)
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